まるい墓石

去年、主人の祖父が亡くなりました。
主人と結婚してはじめて挨拶に行ったときとてもあたたかく優しく笑顔で接してくれてとても嬉しかったのを今でも昨日のことのように思い出します。
素敵な優しいおじいちゃんが亡くなりみんな悲しんでいました。
そしてお墓をたてることになり、一周忌のときにはじめてできあがったお墓のところへみんなで行きました。
墓石の形をみて驚きました。
まるい形をしているのです。
周りは一般的に私がいつもみてきた縦長の形ばかりですが祖父の墓石は優しいまるい形をしていました。
とても素敵だなぁと感じました。
おじさんは「みんなで考えてこの形にしたんだよ」といっていましたが優しくいつもまわりに人があつまり和ができていた祖父にぴったりの形だと思いました。
震災の後に地震の揺れでたくさんの墓石が倒れてわれていたりこなごなになっているニュースの映像をみました。
その震災後に低くてまるい形をした墓石にする人が増えたそうです。
私はそのニュースの映像をみていたのでとても納得しました。
この形なら倒れても割れたりしないし、まるくて角がない形は穏やかで優しさの象徴のように思えました。
震災でもたくさんの命が失われました。
お墓は亡くなった方のおうちでもあります。
家族や親せきや友人などが会いに出向く場でもるお墓の故人を思い出す墓石にこのような形の変化ができていることを改めて知りました。
さらに祖父の墓石にはみんなで考えたという漢字も一文字大きく掘ってありました。
一目で祖父やまわりの家族のみんなを想像できるあたたかい文字でした。
名前を彫るだけでなくこのようにゆかりのある文字なども彫るというのはまた新しい形かもしれません。
きっとまるい形以外にも亡くなった方の好きなものを形にした墓石などもこれからでてくるのではないでしょうか。
それもとてもすてきなことかもしれませんね。
私も自分が亡くなったあとに入る墓石はどんな形をしているのかなぁと少し想像してみました。
別れは悲しみだけではなく亡くなった方を思いだし、あたたかい気持ちで送り出してあげることなんだと思います。
墓石をたてるということはおめでたいことでもあるんですよと住職さんが言っていたことが印象的でした。
みんなでおもちを食べたりお米をまいたりとおうちを建てる、というようなことでもある墓石をたてるということにはじめての経験をしました。
きっとあたたかいまるい形の墓石に優しい祖父が穏やかに眠っているんだと感じることができます。

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